FUSE HAIR CLINICにこだわる秘話


FUSE HAIR CLINICにこだわる秘話

これから話すことは、私が実際体験した実話です。少し長くなりますが、ぜひ、お読みください。

私は難病を抱えた1人の女の子を担当していました。
ヘルパーさんと協力して、シャンプーをしている時にはすごく気持ちの良さそうな顔になるのがすごく印象的でした。彼女を担当するようになって4年が経った頃、1人の白髪がすごく似合ってた小柄なご年配も男性がサロンに入ってこられました。すると、
「いつも孫がお世話になっています。」
彼女のおじいちゃんでした。
「孫がお世話になっているお店がどんなところかなと興味が湧いたので、見に来ちゃいました。」と優しい笑顔でおっしゃて、
「こんなおじいちゃんですが、私の髪も切っていただけますか?」と。
当然ながら私も、
「もちろんですよ。いつでも喜んで担当させていただきます。」と。

それから1ヶ月に1度、ご来店にいただくようになりました。ある日、福笑いが添えられていたお煎餅をお土産にといただきました。
「笑う門には福来たる」
そう書かれていたので、縁起が良いなと思い、福笑いを完成させて紺色の額縁に入れて飾ることにしました。
おじいちゃんにもその後、見ていただき大変喜んでいただけました。
その後、おばあちゃんも仲良くご来店いただけるようになり、いつも和やかに担当させていただいていました。

ある日、おじいちゃんからこんなことを聞かれました。

おじいちゃん:「店長さんはなぜ、この仕事をしてるんですか?」
私:「きっかけは「長男は家業を継ぐ者」と育ての親である祖母からの教えです。なのでお恥ずかしいですが特に
   目的や夢があったわけではなく、成り行きで専門学校に進みました。」
おじいちゃん:「なるほど。くせ毛や髪の悩みを抱えたお客様や、孫のように体の不自由な方、
        車椅子の方のためにバリアフリーになっていたり、チャイルドルームまで作って設備が
        揃っているのはすごく考えてるなと思ってね。」
私:「ありがとうございます。全てのきっかけになったのは、私は専門学校時代に1週間ドイツに勉強に
   行ったことです。1人の女性美容師に興味を持って、逢いに行ったんです。」
おじいちゃん:「わざわざ逢いに行ったんですか?」
私:「はい。おかげでその1週間は私にとってターニングポイントになりました。」
私:「そのことがきっかけになり、私は日本の美容免許取得後、すぐに渡独し、ドイツで美容師人生をスタート  させました。そして数年が経った、ある日、アイルランド人の美容師が、事故で片目に大怪我を負った女性のた  めに片目を髪で塞がったヘアスタイルで彼女に人生に光を与えた実話を知り、私も髪を切ることで困っている人  の人生を変える存在になりたいと素直に思ったんです。」
おじいちゃん:「なるほど、そんなことがあったんですね。」

そして最後におじいちゃんからこんな言葉をいただきました。
「店長さんは、このままずっと変わらないでいてくださいね。きっと素晴らしいことが起こっていきますから。」

それから時が過ぎたある日、
「おじいちゃんが体調崩してるみたい」とヘルパーさんから聞き、すごく心配しましたが、願いは届かず、おじいちゃんは亡くなってしまいました。

その後もおじいちゃんから言っていただけた言葉を大切に、仕事を続けていきました。
そんなある日、いつものように「くせ毛や髪の悩みを抱えたお客様によろごんでいただける薬剤はないか」と調べていた時、ある成分を知りました。それは薬事法的に認められたばかりで、これまでにない【くせ毛に最適な効果】がある成分で、これが配合された商品を取り扱っているディーラーがないかと探したところ、なんと同じ区内にあることを知り、早速問い合わせました。すると担当の方が私の話を聞き入れてくれて、「今後、商品化され、必ずお役に立てる、より良い薬剤がありますから、是非そのメーカーをご紹介させてください」と親切に言っていただき、商品化されるまでの間、私も関わり、お客様もモデルになっていただき、良い結果を実感でき商品化となりました。
そして、改めて担当してくださったティーラーと正式に契約を結ばせていただくことになりました。
すると、
担当者:「以前は父が大変お世話になりました。」
:「ん?お父さん?」
担当者:「はい。お通夜にも来ていただきありがとうございました。大西の息子です。」
:「えっ!おじいちゃんの息子さん?」
担当者:「私共の会社は父が創業したんです。私は二代目として継がせていただきました。」
:「えっ! そうなんですか? おじいちゃんから何も聞いてなかったもので。」

恥ずかしながら、私はおじいちゃんがどんな仕事をされていたとか全く知らなかったんです。ただ担当していた女の子のおじいちゃんで、特に気に留めなかったもので。お通夜の際も仕事の合間にお焼香だけさせていただき、仕事もあったのですぐに帰ったんですが、帰り際に親族の方からお礼を言われたことは覚えていましたが、お顔まではっきりと覚えていなくて。

:「初めから気づいてたんですか?」
息子さん:「はい。」
:「それなら言ってくれたらよかったのに」
息子さん:「いえ。ほんとに良い商品だと実感されて必要としてもらいたかったので。お伝えすると気を使わすのでは思いましたので。」

その時に私の脳裏にあのおじいちゃんの言葉が蘇ってきました。

「店長さんはいつまでも変わらないでくださいね。きっと素晴らしいことが起こってきますから。」

私は「おじいちゃん!やってくれましたね!」って思いました。
今回の案件にたどり着くまで、「もっとお客様を喜ばせたい」という思いで、真剣に悩み、本気で探し続けていました。そして巡り合った新たな光に。これはおじいちゃんが巡り合わせてくれたんだと心から思いました。そして、最後まで真摯な態度で黙って担当し続けてくださった息子さんに感謝の思いでいっぱいでした。

あれから4年が経ち、今では多くのくせ毛や髪の悩みを抱えたお客様に、大変喜んでいただいています。

FUSE HAIR CLINICは、これからもこの運命的に出逢った業界初の商材をもっと大切に研究し続けます。
そして、くせ毛や髪の悩みを抱えたお客様が自分の髪を好きになってもらえるように。

くせ毛科学研究所は研究し続けます。

「ずっと変わらずに、お客様に必要とされる存在であり続けれる為に」

おじいちゃん。おじいちゃんからいただい「福笑い」は今も笑ってくれていますよ。



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